コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

京枡 きょうます

6件 の用語解説(京枡の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

京枡
きょうます

京判ともいう。枡の一種。平安時代から江戸時代初期までは多種類の枡があって一定しなかった。豊臣秀吉が検地にあたり,当時京都を中心に広く使用された京枡を年貢収納の基準としたのは統一の試みであった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

きょう‐ます〔キヤウ‐〕【京×枡】

戦国時代から京都を中心に用いられた枡。豊臣秀吉によって全国統一の公定枡とされた。1升(しょう)枡は、方4寸9分(約15センチ)、深さ2寸7分(約8センチ)。江戸初期には容量を異にする江戸枡も使用されたが、寛文9年(1669)京枡に統一。昭和34年(1959)法的に廃止。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

京枡【きょうます】

戦国時代,京都中心に使用された枡。1568年織田信長が上洛すると,これを公定枡とした。太閤検地を実施した豊臣秀吉は,その基準となる石盛(こくもり)に京枡を採用,一升枡は縦5寸1分,横5寸1分5厘,深さ2寸4分5厘で,現行の0.986升に当たる。
→関連項目検地

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

きょうます【京枡】

1669年(寛文9)江戸幕府によって指定された全国統一的な公定枡。その1升枡についていえば,内法(うちのり)で縦・横ともに曲尺(かねじやく)の4寸9分,深さは2寸7分,すなわち容積6万4827立方分の枡である(1分=3.0303mm)。1斗,5升,1升,5合,1合の穀用枡のほか,それぞれの液用枡も定められた。 中世には,零細な私的土地支配の進展にともない,統一的な枡の使用は見られず,とくに室町時代には,その傾向は極度に達した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

きょうます【京枡】

太閤検地の際、秀吉が石盛の基準に使用し全国に普及した枡。1669年(寛文9)江戸幕府が公定枡として採用。方四寸九分(約15センチメートル)、深さ二寸七分(約8センチメートル)とした。明治政府もこれを引き継いだが、1964年(昭和39)メートル法実施で終焉。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

京枡
きょうます

豊臣(とよとみ)秀吉が制定した尺貫法の枡。秀吉は検地の際、各地域によって違っていた度量衡を統一していったが、枡については当時京都中心に使用されていた縦横4寸9分(約14.8センチメートル)四方、深さ2寸7分(約8.1センチメートル)の一升枡を基準とした。これが京枡である。これにより、石盛(こくもり)の決定や年貢収納には京枡が広く用いられるようになった。この京枡は、従前の方5寸、深さ2寸5分の一升枡の方を1分詰め、深さを2分増したもので6万4827(六四八二七、いわゆる「むしやふな」)立方分になった。穀用の5合以上には弦鉄(つるがね)を設けたが、この分の体積は見込まれていない。液用は木地(きじ)枡といい、弦鉄を設けない。種類は穀用、液用とも、一升枡のほか一合、二合半、五合、五升、七升、一斗枡がある。江戸幕府成立後、枡座は京都と江戸にそれぞれ設けられ、京枡と江戸枡があったが、1669年(寛文9)江戸枡の容量(6万2500立方分)を京枡と同じにしたことにより、公定枡は京枡に統一された。1875年(明治8)大蔵省は穀用枡の弦鉄分を補正するため深さを1厘増して、実積6万4827立方とした。これが現行の一升枡であるが、これを江戸枡としているのは誤りである。[北島万次・小泉袈裟勝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の京枡の言及

【尺貫法】より

…その1升の大きさは,《伊呂波字類鈔》(鎌倉時代作)の1斗枡の寸法から換算して,近世の約6合であると思われる。しかし,この宣旨枡もあまり普及せず,量の単位が全国的に一応の統一を見るのは,豊臣秀吉による京枡の制定,徳川家康による枡座の開設を経て,新京枡が制定された1669年(寛文9)以降のことである。その新京枡の1升枡の大きさは内法4寸9分平方,深さ2寸7分であり,6万4827立方分に等しい。…

【升∥枡】より

… 豊臣秀吉は全国の検地を実施するとともに,収穫量の算定基礎を統一するため枡の大きさを定めた。これが今日の枡(京枡)の原形である。その一つと見られるものが現存する。…

【枡座】より

…幕府は,江戸では樽屋藤左衛門を,京都では福井作左衛門を枡座とし,それぞれ縦横4寸7分5厘・深さ2寸9分,縦横4寸9分・深さ2寸7分の枡を公定枡として製作,販売にあたらせていた。そして寛文期(1661‐73)には,全国的流通の活発化などを背景に,幕府は諸国枡の調査を実施し,その結果をもとに1669年京枡をもって全国の枡を統一しようとし,江戸の樽屋と京都の福井とを枡座に定め,枡の製作,販売を独占させようとした。しかし大藩では,枡座の枡を規準として独自に枡を作成するものもあった。…

※「京枡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

京枡の関連キーワード御蔵式楽上方筋転封武具奉行分銅座江戸上り枡座梶川彦兵衛津田宜義

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone