架構式構造(読み)かこうしきこうぞう(英語表記)frame structure

精選版 日本国語大辞典 「架構式構造」の意味・読み・例文・類語

かこうしき‐こうぞう‥コウザウ【架構式構造】

  1. 〘 名詞 〙 柱と梁の、垂直材と水平材で軸組を造る構造法。木造鉄骨造鉄筋コンクリート造がこれに当たる。

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改訂新版 世界大百科事典 「架構式構造」の意味・わかりやすい解説

架構式構造 (かこうしきこうぞう)
frame structure

楣(まぐさ)式構造ともいう。主体構造を柱,梁(はり)によって構成する構造で,壁構造に対するもの。構造材料は一般には木材鉄骨鉄筋コンクリートなどであるが,歴史的にはパルテノン神殿など石造の架構式構造もある。柱と梁の接合のしかたによってラーメン構造とトラス構造に分かれる。間取り(平面計画)の上では,架構式構造は壁構造に比べて壁による制約が少ないため,間取りの自由度が大きいこと,グリッドプランニングのできることなどに特徴がある。日本の木造はその代表例である。
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家とインテリアの用語がわかる辞典 「架構式構造」の解説

かこうしきこうぞう【架構式構造】

建物の構造形式一種。柱・束(つか)などの垂直材と梁(はり)・桁(けた)などの水平材で構成される。従来からある日本の木造(もくぞう)もこの形式。改造解体が比較的容易で、大きな開口部をとることができる。

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世界大百科事典(旧版)内の架構式構造の言及

【建築構造】より

鉄筋コンクリート造建築鉄骨造建築鉄骨鉄筋コンクリート造建築
【建築構造の種類と特徴】

[構成形式による分類]
 建物の骨組みを構成する方法によって分類すると,架構式,組積式,一体式の3種がある。(1)架構式構造 線状の細長い部材を組み合わせて,柱,はり,筋かいなどとして骨組みを形成する方法で,一般的な木構造,鉄骨構造などがこれに属する。架構式構造の用途はきわめて広く,小規模の住宅から大規模の高層建築,体育館などの大スパン構造のものまであらゆる建築に用いられる。…

※「架構式構造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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