校友会(読み)コウユウカイ

デジタル大辞泉 「校友会」の意味・読み・例文・類語

こうゆう‐かい〔カウイウクワイ〕【校友会】

その学校教職員在校生が組織する会。また、その会合
その学校の卒業生中心に組織される会。また、その会合。

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精選版 日本国語大辞典 「校友会」の意味・読み・例文・類語

こうゆう‐かい カウイウクヮイ【校友会】

〘名〙
① 学校の職員および在校生によって組織される団体およびその会合。
② ある学校の卒業生または在校生によって組織される団体およびその会合。同窓会
破戒(1906)〈島崎藤村〉三「此頃(こなひだ)一度校友会に出て来た━ホラ、あの人でせう?」

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大学事典 「校友会」の解説

校友会
こうゆうかい
university alumni association

大学の卒業生,修了者,元教職員,名誉博士などで構成され,互いの交流と親睦を図り,大学の事業に協力,その発展に寄与するための組織。通常,本部は大学内にある。人格識見や社会貢献などから推薦に足りると見なされた人物は,卒業生でなくとも代議員会の承認を経て推薦校友になるなどの制度も存在する。地域,職域職種あるいは学部学科,ゼミやサークルなどの別で届け出されることもあり,多くの卒業生を擁する大規模な大学には,日本人の駐在員の多いアジアや欧米に海外校友会も存在する。校友会は総務財務など専門別の代議員会を持ち,会則や年会費,役職員や個人情報保護などの細目に関する独自の規定がある。会報を発行し,会員名簿の更新を行ったり,奨学金給与などの事業を行う場合もある。校友会員は卒業後も大学の図書館や談話室などの諸施設を使用する権利を保持する。ホームカミングデーなども開催・運営される。
著者: 松浦寛

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の校友会の言及

【同窓会】より

…〈同窓〉は同一の師について学んだ友人たちを意味する漢語で,最も早く結成されたものの一つである〈茗渓会〉(東京師範学校,東京高等師範学校)発足の1882年当時,すでにこの語が用いられていた。校友会,学友会などのほか,学校所在地の風物や建学理念などにちなんだ独特の名称を付す場合が多い。近代学校制度の成立とともに発生したが,その当初,とくに専門教育学校では,特定分野の先導的人材となることが期待された当該校卒業者の研修や,その専攻分野についての啓蒙活動の展開などを直接の目的としていたが,学校制度の拡大・定着とともに,卒業者相互の交流・親睦を主目的とするようになった。…

※「校友会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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