デジタル大辞泉
「植」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
う・える うゑる【植】
〘他ア下一(ワ下一)〙 う・う 〘他ワ下二〙
① 植物を生長させるために、その
種子や根を
土中に埋める。
※
古事記(712)中・
歌謡「みつみつし
久米の子らが
垣下に 宇恵
(ウヱ)し椒
(はじかみ)」
② (比喩的に用いて) もとになるものを作る。また、
思想などを人の頭に刻み込む。
※大日経義釈延久承保点(1074)六「若し此れが中に福を樹(ウヘ)つれば」
※
浄瑠璃・
出世景清(1685)四「大くぎの
うらをかへさず打たれば、つるぎをうへたるごとくなり」
④ 他から移して、育つようにする。
うわ・る【植】
※
風俗歌(9C前‐11C中か)
遠方「
安達(あだち)の原に 立たる幹
(から)に 立たる幹
(から)に 宇和流
(ウワル)幹
(から)に 己
(おの)を似寄する さ寝
(ぬ)としなくに」
う・ゆ【植】
〘他ヤ下二〙 (ワ行下二段動詞「うう(植)」から転じて、
室町ごろから用いられた語。
多くの場合、
終止形は「うゆる」の形をとる) =
うえる(植)〔黒本本節用集(室町)〕
※倭蘭年表(1855)下「ゴイアナの
奥地を開き、人を植ゆ」
う・う【植】
[1] 〘自ワ下二〙 生える。生長する。生えている。
上代・
中古の「うゑ木」「うゑ草」「うゑ竹」など、
熟語の中に残る。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
植 (アミノキ)
植物。センダン科の落葉高木,薬用植物。センダンの別称
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報