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標準金利 ひょうじゅんきんり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

標準金利
ひょうじゅんきんり

日本の銀行貸出金利の中心的金利のこと。 1959年2月にアメリカプライム・レートにならって設けられた標準金利制度によって導入された金利で,公定歩合の変動に対応して動く市中貸出金利。具体的には日本銀行再割引適格商業手形の割引金利,および信用度においてこれに準じる手形の割引および貸付金利をいう。

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デジタル大辞泉の解説

ひょうじゅん‐きんり〔ヘウジユン‐〕【標準金利】

市中銀行が一流企業向けの貸し出しに適用する最優遇金利。米国のプライムレートにならって導入された。→短期プライムレート

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大辞林 第三版の解説

ひょうじゅんきんり【標準金利】

市中銀行が一流企業に対して貸し出すときの最優遇金利。事実上、貸し出し金利の下限。アメリカのプライム-レートにならって導入された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

標準金利
ひょうじゅんきんり

市中銀行の一流企業に対する貸出金利。金利にはさまざまなものがあるが、金融機関が貸出に際して徴するのが貸出金利で、そのなかでも標準金利は市中の金利動向を示す指標としての機能をもつ。現在はプライムレートとよばれる。アメリカのプライムレートに倣って、1959年(昭和34)3月に全国銀行協会連合会(1999年4月に「全国銀行協会」=全銀協となる)によって採用された。当初、標準金利は四本建てで、手形の信用度および1件当りの金額による区分があったが、その後しだいに簡素化が図られ、1970年10月に一本化された。信用度のとくに高い手形割引・貸付に適用される金利であるため、貸出金利の事実上下限となっている。公定歩合と同じ幅だけ変更され、その0.25%高の水準で全銀協の申合せによって決められていたが、独占禁止法に抵触するのを避けるため、1975年4月以降各行が自主的に変更する形となった。しかし、まず会長銀行が決定し、各行が個別に追随するという、いわゆるリーディング・バンク方式なので、実態は変わっていない。標準金利の採用は、一律だった短期貸出金利に企業の信用度に応ずる格差をつけ、金利機能を発揮させたいとするものである。1989年(平成1)1月以降、資金の総調達コストをベースに金融環境を総合的に判断して決定する新短期プライムレート方式が導入され、自由金利へ移行し、1990年8月からは公定歩合との関連もなくなった。[村本 孜]
『日本銀行金融研究所編『新版 わが国の金融制度』(1995・日本信用調査) ▽鹿野嘉昭著『日本の金融制度』第2版(2006・東洋経済新報社)』

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