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横笛草子 よこぶえぞうし

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世界大百科事典 第2版の解説

よこぶえぞうし【横笛草子】

御伽草子。渋川版の一。建礼門院の御所に使いとして参上した三条の斎藤滝口時頼は,容顔美麗な横笛という女房を一目見て恋い焦がれ,和歌に託して思いのほどを告げる。たびたび文を取り交わし,契りを結ぶ仲となるが,2人の仲を裂こうとする父に従わず,滝口は勘当を告げられる。親への孝か,契りを違えるかに思い悩んだ末,出家を決意して横笛のもとを去る。それとは知らずにむなしく男を待ちわびていた横笛は,ある日,人のうわさに滝口の消息を聞き,一目会おうと嵯峨野の往生院を探し歩く。

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