デジタル大辞泉 「娑婆気」の意味・読み・例文・類語 しゃば‐け【×娑婆気】 現世に執着する心。世俗的な名誉や利益を求める心。しゃばき。しゃばっけ。「娑婆気を起こす」「娑婆気が抜けない」[類語]欲・欲望・欲求・欲情・欲念・欲心・欲気よくけ・欲得・利欲・私欲・我欲・執着・煩悩ぼんのう・意欲・色気・野心・野望・向上心 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「娑婆気」の意味・読み・例文・類語 しゃば‐け【娑婆気】 〘 名詞 〙 現世に執着する心。俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心。世間体を飾ろう、みえをはろうとする気持。俗念。しゃばき。しゃばっき。しゃばっけ。[初出の実例]「時々は娑婆気を起して何やらの本が見たいの、誰やらの句集はないか、と」(出典:消息(1899‐1900)〈正岡子規〉) しゃばっ‐け【娑婆気】 〘 名詞 〙 「しゃばけ(娑婆気)」の変化した語。[初出の実例]「那の娑婆気(シャバッケ)の多い男が、何時まで那様(そんな)田舎なんかに退込(ひっこ)んで居られるもんで」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋) しゃば‐き【娑婆気】 〘 名詞 〙 =しゃばけ(娑婆気) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例