デジタル大辞泉
「娑婆気」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しゃば‐け【娑婆気】
〘名〙 現世に執着する心。
俗世間における、名誉・
利得などのさまざまな欲望にとらわれる心。
世間体を飾ろう、
みえをはろうとする
気持。
俗念。しゃばき。しゃばっき。しゃばっけ。
※
消息(1899‐1900)〈
正岡子規〉「時々は娑婆気を起して何
やらの本が見たいの、誰やらの
句集はないか、と」
しゃばっ‐け【娑婆気】
〘名〙 「しゃばけ(娑婆気)」の変化した語。
※
青春(1905‐06)〈
小栗風葉〉秋「那の娑婆気
(シャバッケ)の多い男が、何時まで那様
(そんな)田舎なんかに退込
(ひっこ)んで居られるもんで」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報