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歴史劇 れきしげき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

歴史劇
れきしげき

史劇ともいう。歴史上の事件や人物を題材とした劇。一国のある時代の消長の年代記などの記録に基づいて描いたものは,年代記史劇または編年史劇 chronicle (history) playと呼ばれることもある。シェークスピア以前のイギリス演劇では,事件を挿話的に羅列した年代記史劇が多いが,シェークスピアは R.ホリンシェッドの『年代記』や『プルターク英雄伝』に題材を取りながら,鋭い性格描写によってすぐれた歴史劇を書いた。歌舞伎の王朝物や時代物は内容があまりにも荒唐無稽で歴史とはいいがたいが,9世市川団十郎の活歴物も本質的には年代記史劇の域を出なかった。日本の歴史劇は,坪内逍遙,岡本綺堂,真山青果らによって確立された。

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デジタル大辞泉の解説

れきし‐げき【歴史劇】

史劇

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世界大百科事典 第2版の解説

れきしげき【歴史劇】

史劇ともいう。過去の歴史上の事件や人物を題材とした劇のことであるが,かなりあいまいな区分でもある。広義にとれば,〈現代劇〉に対するものが〈歴史劇〉ということにもなろう。
[歴史劇の特性]
 歴史劇が抱えている問題点はいくつかあるが,第1に,〈歴史〉と〈文学〉の相違という問題を挙げねばなるまい。アリストテレスは《詩学》第9章で〈歴史家は実際に起こった事柄を語るのに対して,詩人は起こる可能性のある事柄を語る〉と述べて,〈史と詩〉の相違を指摘しているが,この相対立するものに橋を架けるものが,ほかならぬ歴史劇なのである。

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大辞林 第三版の解説

れきしげき【歴史劇】

史劇しげき 」に同じ。

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