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歴史地図 れきしちずhistorical map

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

歴史地図
れきしちず
historical map

歴史時代の地理的事象を表わした地図。過去のそれぞれの時代の景観や状態を復元したもので,古地図との違いはその時代に作成したものでなく,後世になって資料や文献から復元図化したものであること。一般に領有地などの支配状態を示したもの,古地名,古都,古集落を示したもの,街道名や交通ルートを示したもの,征服者の進攻ルートや合戦の対置関係などを示したものなどが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

れきしちず【歴史地図】

過去の一時期,またはいくつかの時期における地名や地表景観を描示した地図。歴史を知るためにわざわざ作られる地図であって,いわゆる古地図のことではない。限定された一時期の状況を示す〈断代図〉,複数の時期の状況をまとめて示す〈通史図〉に分かれる。前者はしばしば図帳形式をとり,後者は多く現勢図と一体になる。古くから歴史地図の作成が盛んであった中国における作品に例をとると,宋の税安礼の《歴代地理指掌図》(1100ころ)は,収載図の大部分を〈断代図〉とする図帳であり,西安碑林の《禹跡図(うせきず)》(1136)は,〈古今州郡名・古今山水地名〉を記載する現勢図兼通史図である。

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