精選版 日本国語大辞典 「氏子入」の意味・読み・例文・類語 うじこ‐いりうぢこ‥【氏子入】 〘 名詞 〙 産まれた子を初めて鎮守へ連れていき、氏子にしてもらう儀式。赤子を神前で泣かせるところが多い。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「氏子入」の意味・わかりやすい解説 氏子入り (うじこいり) 出生後初の宮参りによって,氏神の氏子となること。氏子入りは生児が村の一員として認められるという意味があった。さらに7歳の祝いの宮参りによって,改めて氏子入りをするという習慣もあった。〈七つまでは神のうち〉といって,7歳の祝いは幼年期が終わり社会生活に入る関門として重視され,このときに氏子入りをして宮座帳に登録された。明治初期には7歳になると神主が氏子札を出す制度もあった。執筆者:大藤 ゆき 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「氏子入」の意味・わかりやすい解説 氏子入りうじこいり 村の氏神 (鎮守) の氏子になること。多くは新生児が生後1ヵ月前後に初めて宮参りすることで,そのとき赤子を泣かせたり,額に墨をつけたりするのが一般的。また7歳,15歳であらためて氏子入りするところもある。7歳での氏子入りは,それまでを神の子と考え,この年から一人の人間と認めて氏子とするもの。 15歳で行うものは,この年に成人式をして一人前と認めることによる。なお,他村から来た嫁や婿が,結婚式の直後に氏子入りの儀礼をすることもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by