ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水田西吟」の意味・わかりやすい解説
水田西吟
みずたさいぎん
[没]宝永6(1709).摂津,桜塚
江戸時代前期の俳人。享年七十余。初め西山宗因につき俳諧を学び,次いで同門の井原西鶴に師事した。卓越した談林俳人で著作も多く,伊丹の俳人とは特に交流があった。西鶴の『好色一代男』の板下を書き,その跋文を草したことが西吟の名を著名にしている。著作に『庵桜 (いおざくら) 』 (1686) ,『寝覚廿日』 (87) ,『難波桜』 (88) ,『橋柱』など。
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