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沢村源之助 さわむらげんのすけ

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世界大百科事典 第2版の解説

さわむらげんのすけ【沢村源之助】

歌舞伎俳優。屋号は紀伊国屋。(1)初世 4世沢村宗十郎の前名。(2)2世 5世沢村宗十郎(5世沢村長十郎)の前名。(3)3世(1804‐63∥文化1‐文久3) 前名は沢村清子市川右団次沢村清十郎。1846年(弘化3)3世源之助を襲名。大坂小芝居の人気役者として時代・世話を兼ね,和実を得意とし女方もつとめた。(4)4世(1859‐1936∥安政6‐昭和11) 本名沢村清三郎,俳名秋香,青岳。前名は2世沢村清子,2世沢村清十郎。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

沢村源之助
さわむらげんのすけ

歌舞伎(かぶき)俳優。初世および2世は、4世および5世沢村宗十郎の前名。[服部幸雄]

3世

(1804―63)5世宗十郎の弟。1846年(弘化3)3世を継ぎ、大坂の浜芝居で座頭(ざがしら)を勤めた。和事(わごと)を得意とし、女方(おんながた)もできた。[服部幸雄]

4世

(1859―1936)3世の養子。1882年(明治15)4世を襲名。浅草田圃(たんぼ)に住んでいたことから、「田圃の太夫」の名で親しまれ、人気も高かった。幕末期の退廃的な色気をもち、江戸歌舞伎最後の女方といわれる。江戸前の伝法肌の女性や毒婦の役をもっとも得意にした。[服部幸雄]

5世

(1907―82)脚本作者木村錦花(きんか)の子。4世源之助の女婿となり、1936年(昭和11)5世を襲名。じみな女方で、脇(わき)役の女房役が多かった。[服部幸雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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