泣込む(読み)ナキコム

デジタル大辞泉 「泣込む」の意味・読み・例文・類語

なき‐こ・む【泣(き)込む】

[動マ五(四)]泣いて訴える。また、泣くようにして頼みこむ。泣きつく。「役所に―・む」
[類語]訴える直訴する直願する嘆願する哀訴する哀願する泣訴する愁訴する泣き付く口説くど泣きすがる泣き落とす拝み倒す呼び掛けるアピールする申し出る届け出る願い出る申し込む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泣込む」の意味・読み・例文・類語

なき‐こ・む【泣込・鳴込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. ( 泣込 ) 泣くようにして哀願する。泣いて頼みこむ。泣きつく。
    1. [初出の実例]「漸(やっ)出入旦那に泣込(ナキコ)んで、今の親方世話アして貰った」(出典:老車夫(1898)〈内田魯庵〉)
  3. ( 鳴込 ) 鳥や獣などが鳴きながら走り込む。鳴いてかけこむ。
    1. [初出の実例]「筋違に雁のなき込む在所哉」(出典:俳諧・七番日記‐文化八年(1811)七月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android