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洋上風力発電 ヨウジョウフウリョクハツデン

デジタル大辞泉の解説

ようじょう‐ふうりょくはつでん〔ヤウジヤウ‐〕【洋上風力発電】

陸上に比べ強く安定した風が吹く海洋上での風力発電陸上の同規模の設備よりも大きな電力が得られる。海洋底に直接設置する着床式、鎖などで固定した浮体上に設置する浮体式がある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

洋上風力発電

地上より風が安定し、騒音などの影響が少なく、大型の風車を設置しやすい。海底に杭を打ち込んで風車を建てる方式が主流だが、遠浅の海にしか作れない。浮上式は深さに縛られずどこにでも作れ、海に囲まれた日本には最適とされる。

(2013-10-05 朝日新聞 朝刊 2経済)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

洋上風力発電
ようじょうふうりょくはつでん
offshore wind farm

海上で行う風力発電。オフショア風力発電、海上風力発電、海洋風力発電ともよばれる。風力発電においては風車のブレード(羽根部分)が大きい方が発電効率に優れる。騒音などの問題が起こりにくい洋上では大型化が進んでおり、回転するブレードの直径が160メートルに及ぶ7メガワット発電の実用化が進められている。発電された電力は海底に敷設したケーブルで陸地へ送電される仕組みになっている。
 水深や離岸距離などの海象条件にあわせて設置方法が2種類ある。代表的な方法は、海底に基礎構造物を建設する着床式や着底式とよばれる方式で、設置場所の海底には、遠浅で頑強な地盤が必要となる。もう一つは浮体式とよばれ、海底に錘(おもり)となる構造物を設置し、海上の浮体式発電設備をケーブルなどで係留する方式である。海底が水深50メートルを超える場合、設置コストや発電効率の面から浮体式の方が適しているとされる。着床式と比べると、コストは節約できるが、ブレードの大型化がむずかしく、台風などの気象条件の影響を受けやすいというデメリットがある。
 洋上風力発電は、1990年にスウェーデン沖に世界で初めて風車が設置され、発電が行われた。2000年には、商業利用としては世界初となる風車20基の洋上風力発電所がデンマーク沖に完成した。イギリス、フランス、デンマーク、オランダをはじめとするヨーロッパで導入が進んでおり、2012年には、世界で約405万キロワットの発電設備が設置されている。海上での風力発電は陸上と比較し、安定的で効率が高い再生エネルギーとして期待されており、2020年ごろに世界各地で開発が本格化するとみられている。
 日本では、2013年(平成25)3月に千葉県銚子(ちょうし)市沖およそ3キロメートルの海上で、国内最大の着床式による洋上風力発電が東京電力や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO(ネド))などの実証実験として開始された。回転するブレードの直径は約92メートルで、海面上、ブレードの先端までの高さは約126メ-トル。定格出力は一般家庭1200世帯分の消費電力に相当する2400キロワットで、発電した電力は海底ケーブルで陸地まで送られる。NEDOが風向きや発電効率などの検証を行い、東京電力が一般家庭に供給する。[編集部]

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