浄光院(読み)じょうこういん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浄光院」の解説

浄光院(1) じょうこういん

1584-1635 江戸時代前期,徳川秀忠側室
天正(てんしょう)12年生まれ。保科正之(ほしな-まさゆき)の母。武蔵(むさし)板橋(東京都)の人。妊娠して秀忠夫人の崇源院(すうげんいん)をはばかり,生家で正之を生む。信濃(しなの)(長野県)高遠藩主保科正光の保護をうけ,高遠で寛永12年9月17日死去。52歳。正之は陸奥(むつ)会津(あいづ)(福島県)に浄光寺をたて,母の冥福をいのった。名は静。

浄光院(2) じょうこういん

1658-1709 江戸時代前期-中期,徳川綱吉正室
万治(まんじ)元年生まれ。鷹司教平(たかつかさ-のりひら)の娘。寛文4年(1664)結婚,延宝8年綱吉の5代将軍就任により御台所(みだいどころ)となる。宝永6年綱吉の死後出家。宝永6年2月9日死去。52歳。名は信子

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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