淀川製鋼所(読み)よどがわせいこうしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「淀川製鋼所」の意味・わかりやすい解説

淀川製鋼所
よどがわせいこうしょ

表面処理鋼板主力とする鉄鋼メーカー。 1935年薄鉄板,ブリキ板製造の目的で設立。 40年大阪トタン製造所を買収し,亜鉛鉄板の一貫生産体制を確立。第2次世界大戦後は 46年操業再開,増産体制を整え,48年電気炉を設け鋳鋼品を製造,さらに圧延用チルドロール製品,ほうろう製品,特殊鋼などを手がける。 60年関東地区に進出し,港湾荷役倉庫を設立。 62年にナイジェリア合弁会社設立,以降 13ヵ国に提携,合弁会社をもつ。 65年以降,住宅関連の建材,生活関連資材へ進出している。売上構成比は,鋼板 46%,建材 39%,ロール・鋼塊 11%,その他4%。年間売上高 1531億 2600万円 (連結。うち輸出7%) ,資本金 232億 2000万円,従業員数 1863名 (1999) 。

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百科事典マイペディア 「淀川製鋼所」の意味・わかりやすい解説

淀川製鋼所[株]【よどがわせいこうしょ】

表面処理鋼メーカー。カラー鋼板ではトップ。1935年ブリキ板の製造販売を目的に設立。戦前から薄鉄板・亜鉛鉄板の一貫生産を行い,戦後は圧延用ロールの生産,亜鉛メッキ鋼板の塗装,建材へと事業展開。特に建材部門は〈ヨド物置〉〈ヨドコウ整理棚〉で一般消費者にも馴染みが深い。本社大阪,工場呉,大阪ほか。2011年資本金232億円,2011年3月期売上高1447億円。売上構成(%)は,鋼板関連事業92,ロール事業3,グレーチング事業2,不動産事業1,その他2。海外売上比率39%。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「淀川製鋼所」の解説

淀川製鋼所

正式社名「株式会社淀川製鋼所」。通称「ヨドコウ」。英文社名「Yodogawa Steel Works, Ltd.」。鉄鋼業。昭和10年(1935)設立。本社は大阪市中央区南本町。鋼板・鋼材メーカー。表面処理鋼板の大手でカラー鋼板のシェアトップクラス。家庭用物置にも実績東京証券取引所第1部上場。証券コード5451。

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