縁を結ぶ(読み)エンヲムスブ

デジタル大辞泉 「縁を結ぶ」の意味・読み・例文・類語

えんむす・ぶ

夫婦養子などの縁組みをする。縁を組む。
仏道に入り、往生するつながりをもつ。仏縁を結ぶ。結縁けちえん
「額に阿字を書きて、―・ばしむるわざをなんせられける」〈方丈記
[類語]嫁ぐ嫁する嫁入り輿入れ結婚片付く縁付く縁結び玉の輿に乗る結ばれる妻帯さいたいする身を固める所帯を持つ一緒になる連れ添う添い遂げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縁を結ぶ」の意味・読み・例文・類語

えん【縁】 を 結(むす)

  1. 仏道と縁をつなぐ。仏縁を結ぶ。結縁(けちえん)
    1. [初出の実例]「石清水えんをむすべる人はみなうるほひをえぬ事のなき哉〈藤原季通〉」(出典:久安百首(1153)雑上)
  2. 夫婦、養子などの縁組をする。縁を組む。
    1. [初出の実例]「又にあはしきものも御ざれは、えんをむすびまらするが」(出典:虎明本狂言・石神(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む