ぽつぽつ(読み)ポツポツ

デジタル大辞泉の解説

[副]
物があちこちに少しずつあるさま。「ぽつぽつ(と)人家が散らばっている」
物事が少しずつ行われるさま。また、物事を少しずつゆっくり行うさま。「ぽつぽつ(と)注文が来ている」「ぽつぽつ(と)語る」
少しずつ雨が降りはじめるさま。「雨がぽつぽつ(と)降ってきた」
[名]点々とあるもの。「葉っぱに白いぽつぽつがある」
[アクセント]ツポツ、はポツポツ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

[1]
物事が少しずつ行われてゆくさま。ぼつぼつ。ぽつりぽつり。 客が-(と)現れる -(と)売れ出す
雨などが少しずつ落ちてくるさま。雨が降りはじめるさま。ぽつりぽつり。ぽつんぽつん。 雨が-(と)降りはじめる
点々とあちこちに散らばっているさま。ぽつりぽつり。ぽつんぽつん。 たんぽぽが-(と)咲いている
[0]
散らばっている沢山の小さな点や粒。 皮膚に赤い-ができる
同じであること。同類であること。ぽちぽち。 東吾様の事となると、お前様も些か心配だね、…お政様も-の組だね/魔風恋風 天外

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 点が散在するさま、同類のものが散らばってあるさまを表わす語。
※和英語林集成(初版)(1867)「ホウソウ ガ potsz-potsz(ポツポツ) ト デキタ」
② 雨などの降り始めるさまを表わす語。
※門三味線(1895)〈斎藤緑雨〉一四「ぽつぽつと降出す気まぐれ雨」
③ 物事がのんびり、また、少しずつ行なわれるさまを表わす語。ぼつぼつ。
※歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)大切「勘八、ポツポツと眠る」
※西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六「此二三日ポツポツ草稿をつけておいた」
④ 物を幾つにも切るさま、連続するものを何回か中断するさまを表わす語。
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「これで針金をぽつぽつやりますね」
[2] 〘名〙
① 散在する斑点。
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九「いくら撫でても、さすってもぽつぽつがとれない」
② (前と同じである時に「」と書くところから) 同じであること。同前、同類であること。ぽちぽち。
※歌舞伎・水天宮利生深川(筆売幸兵衛)(1885)序幕「『そんなら、あなたは』『ぽつぽつだよ』『なに、ぽつぽつとは』『同じくと申すのぢゃ』」

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