酷烈(読み)コクレツ

デジタル大辞泉 「酷烈」の意味・読み・例文・類語

こく‐れつ【酷烈】

[名・形動]容赦がなく、はげしいこと。また、そのさま。「酷烈批評を浴びせる」
[類語]むごいむごたらしい陰惨無残血なまぐさい酸鼻残酷残虐残忍苛酷暴虐悲惨凄惨惨憺さんたんひどい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

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精選版 日本国語大辞典 「酷烈」の意味・読み・例文・類語

こく‐れつ【酷烈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) きわめてはげしいこと。きびしくはげしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「月氏香久薫、表幾時之酷烈」(出典朝野群載‐一三・康平六年(1063)一〇月二六日・対策文)
    2. 「この若者には、この職は酷烈すぎるようであった」(出典:王城の護衛者(1965)〈司馬遼太郎〉)
    3. [その他の文献]〔書経疏‐胤征〕

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普及版 字通 「酷烈」の読み・字形・画数・意味

【酷烈】こくれつ

残酷ではげしい。〔史記、酷吏伝論賛〕(しつと)より杜にいたる十人なる、此れ皆烈を以て聲(な)を爲す。~慘なりと雖も、斯(すなは)ち其の位に(かな)ふ。

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