だらだら(読み)ダラダラ

デジタル大辞泉 「だらだら」の意味・読み・例文・類語

だら‐だら

[副](スル)《「たらたら」を強調した言い方》
液体がたくさん流れつづけるさま。「血がだらだら(と)出る」
道がゆるやかな傾斜になっているさま。「坂道だらだら(と)続く」
変化の乏しい状態が長く続くさま。「会議だらだら(と)長引く」
気分などがゆるんでしまりのないさま。「だらだら(と)した生活
[類語](1ほろほろぽろぽろぽたぽたぽとぽとぼろぼろぼたぼたぼとぼとたらたらはらはらどうどうざあざあしょぼしょぼしとしとぽつぽつがばがばごぼごぼじゃあじゃあざぶざぶどくどく淙淙そうそう渾渾こんこん滔滔とうとうぱらぱらばらばらぽろりほたほたぽつりぽつりぽつりぽつんはらりぱらりほろりぽたりどくどくたらりちょろちょろちょろりとくとくしたたりだくだくぽとり滴る滴り落ちる垂らす垂れるこぼれるほとばしるあふれる/(2緩やか緩いなだらか/(3ちんたらぐずぐずのろのろもたもたのっそり遅いのろいのろくさいまだるいまだるっこいとろい緩慢緩徐遅緩スロースローモー遅遅ちちそろそろゆっくりのろま鈍重のさのさのそのそとぼとぼのこのこのそりのっしのっしのしのしもさくさもさっともさもさまぬるいまのろいぼやぼやどんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりのらくらゆったり悠然悠悠/(4でれでれでれっとでれつくだらしないぐうたらずぼらものぐさしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらのらくらちゃらんぽらんのんべんだらり無精ルーズ鼻の下を伸ばす鼻の下が長いぶらぶらごろごろちんたらだらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らし便便だらり便便ふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だらだら」の意味・読み・例文・類語

だら‐だら

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「たらたら」を強めたいい方。「と」を伴って用いることもある )
    1. 水などが続けざまに流れるさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
      1. [初出の実例]「わきの下からひやあせだらだら」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉初)
    2. 物事がきまりなく長びくさま、また、不得要領ことばや文句を長くつづけるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「前はだらだらと繞路に説た也」(出典:無刊記刊本碧巌鈔(1620‐40頃)三)
    3. 坂道など傾斜のゆるやかに続くさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「本丁へはの、此はしごをだらだらとおりての」(出典:咄本・気のくすり(1779)火の見)
    4. はっきりしなかったり、しまりのなかったりするさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
      1. [初出の実例]「締括(しめくく)りのない紐をだらだらと嬾(ものうく)も垂らした傍らに」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉三)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「左はだらだらの谷で」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉五)

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