デジタル大辞泉
「だらだら」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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だら‐だら
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「たらたら」を強めたいい方。「と」を伴って用いることもある )
- ① 水などが続けざまに流れるさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「わきの下からひやあせだらだら」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉初)
- ② 物事がきまりなく長びくさま、また、不得要領のことばや文句を長くつづけるさまを表わす語。
- [初出の実例]「前はだらだらと繞路に説た也」(出典:無刊記刊本碧巌鈔(1620‐40頃)三)
- ③ 坂道など傾斜のゆるやかに続くさまを表わす語。
- [初出の実例]「本丁へはの、此はしごをだらだらとおりての」(出典:咄本・気のくすり(1779)火の見)
- ④ はっきりしなかったり、しまりのなかったりするさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「締括(しめくく)りのない紐をだらだらと嬾(ものうく)も垂らした傍らに」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉三)
- [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。
- [初出の実例]「左はだらだらの谷で」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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