滅菌(読み)めっきん(英語表記)sterilization

翻訳|sterilization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

滅菌
めっきん
sterilization

状態にすることで,物理的方法と化学的方法が用いられる。物理的滅菌法には,160℃の乾燥した空気中に 30分以上保持する乾熱滅菌法,100℃の飽和水蒸気での 30分加熱を3日間繰返す間欠滅菌法,2気圧の飽和水蒸気 (121℃) で 20分間加熱する加圧滅菌法などがある。化学的滅菌法はおもにゴム製やプラスチック製の器具,カテーテルなど加熱すると変質するおそれのあるものを消毒するために用いられ,液化ジエチレンオキサイドガスによるガス滅菌が一般的。

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百科事典マイペディアの解説

滅菌【めっきん】

殺菌同義だが,医療器具などを完璧に殺菌する場合は滅菌ということが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

めっきん【滅菌 sterilization】

微生物の生細胞を殺すことを殺菌といい,滅菌とは非病原菌,病原菌,細菌胞子もすべて殺すことをいう。一般には同じように用いられている消毒とは,病原微生物を殺すことを意味する。消毒・滅菌法には物理的方法と化学的方法がある。
[物理的方法]
 最も簡単な方法は焼却法で,汚染された繊維製品,衣類,紙類などに用いられる。煮沸法は,適当な容器に水を入れ,そのなかに金属,ガラス製品などを入れ,沸騰したらそのまま20~30分沸騰を続ける。

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大辞林 第三版の解説

めっきん【滅菌】

( 名 ) スル
熱・薬品・加圧・放射線などによって細菌を死滅させること。殺菌。 「 -消毒」

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精選版 日本国語大辞典の解説

めっ‐きん【滅菌】

〘名〙 薬品、熱などで細菌を死滅させること。
※風俗画報‐三二一号(1905)満洲軍の戦況「完全に運搬せしは医扱六個野戦滅菌器二個衣及び毛布梱包一個宛と」

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世界大百科事典内の滅菌の言及

【腐敗】より

…近代微生物学の創始者の一人となったL.パスツールは,19世紀半ばに,外界からの微生物の侵入を防ぐきわめて巧みな実験によって,微生物の自然発生を最終的に否定したが,その研究を通じて空中をはじめいたるところに目に見えない微生物が遍在する事実と,それに対処する微生物学的手法の基礎が確立された。
[防腐]
 材料の中の微生物を完全に滅菌した後で,外部からの微生物の侵入を防ぐように密栓して保存する方法と,微生物の増殖に不適当な条件を設定して外部から微生物が侵入しても腐敗が起こらないようにする方法とに大別される。缶詰,瓶詰は前者の代表例であり,塩漬,砂糖漬などは後者の例である。…

※「滅菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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