潮汐表(読み)チョウセキヒョウ(その他表記)tide tables

デジタル大辞泉 「潮汐表」の意味・読み・例文・類語

ちょうせき‐ひょう〔テウセキヘウ〕【潮×汐表】

各地潮汐状態を推定して表にしたもの。潮見表

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精選版 日本国語大辞典 「潮汐表」の意味・読み・例文・類語

ちょうせき‐ひょうテウセキヘウ【潮汐表】

  1. 〘 名詞 〙 各地の潮の干満を予測して、関係事項の予報を表にまとめたもの。日本では海上保安庁気象庁から出されている。
    1. [初出の実例]「航海表、〈略〉潮汐表、水路誌などを並べた本棚や」(出典:午後の曳航(1963)〈三島由紀夫〉一)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「潮汐表」の意味・わかりやすい解説

潮汐表
ちょうせきひょう
tide tables

潮汐の満潮干潮時刻潮位潮高)を予報した表。日本では海上保安庁と気象庁で主要な港湾などについて予報し、『潮汐表』『潮位表』として翌年の分が発行(およびインターネット公開)されている。『潮汐表』には日本だけでなく、太平洋インド洋のおもな港における干満表、航海に関連する潮流などの資料も掲載されている。『潮位表』は国内の検潮所における干満および毎時潮位を掲載している。潮汐はおもに月と太陽の起潮力によって生じるので、それらの運動と検潮資料の解析結果(潮汐定数)に基づいて、将来の潮汐を予報する。なお、掲載されている予報値は日々の高・低気圧の影響を考慮していないので、実際の潮位変化と多少差がある。

[岡田正実]

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百科事典マイペディア 「潮汐表」の意味・わかりやすい解説

潮汐表【ちょうせきひょう】

あらかじめ推算した各地の潮候潮時,潮高,潮流)に関する諸表およびその諸表を掲載した書物。書物は水路図誌の一つで毎年刊行され,沿岸内海の航海に重要。

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ダイビング用語集 「潮汐表」の解説

潮汐表

満潮と干潮の時刻、水位を1日ごとに記した海のカレンダー。ダイビングプランを立てる上での資料となる。海外ではタイドテーブルとも呼ばれる。

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