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瀬見の小川 セミノオガワ

デジタル大辞泉の解説

せみ‐の‐おがわ〔‐をがは〕【瀬見の小川】

京都市左京区下鴨の東部を流れる川。賀茂御祖(みおや)神社糺森(ただすのもり)の南で賀茂川に入る。蝉の小川。[歌枕
「石川や―のきよければ月も流れを尋ねてぞすむ」〈新古今・神祇〉

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世界大百科事典 第2版の解説

せみのおがわ【瀬見の小川】

歌枕。京都市左京区松ヶ崎を出て南流して賀茂川に入る泉川が,下鴨神社境内糺森(ただすのもり)を通過する部分を,現在〈蟬の小川〉と呼ぶ。しかし,初見の《山城国風土記》逸文では,賀茂川の本流をさして〈石川の瀬見の小川〉と呼んでいる。鴨長明無名抄》でも〈是ハカモ川ノ異名也。当社ノ縁起ニ侍ベリ〉という。現在の〈蟬の小川〉に転じた時期は不明。鴨長明の歌に〈石川やせみの小川の清ければ月もながれを尋ねてぞすむ〉(《新古今集》巻十九)とある。

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大辞林 第三版の解説

せみのおがわ【瀬見の小川】

京都市左京区下鴨の東部を流れる小川。糺ただす森の南で賀茂川に合流する。蟬の小川。石川の瀬見の小川。⦅歌枕⦆ 「石川や-の清ければ月も流れを尋ねてぞすむ/新古今 神祇

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世界大百科事典内の瀬見の小川の言及

【賀茂伝説】より

…山城の賀茂建角身(かもたけつのみ)命には,玉依日子(たまよりひこ),玉依姫(比売)(たまよりひめ)の2子があった。タマヨリヒメが瀬見(せみ)の小川(賀茂川の異称)のほとりに遊ぶとき丹塗矢(にぬりや)が川上より流れ下り,これを取って床の辺に挿し置くうちについにはらんで男子を産んだ。長ずるに及び7日7夜の宴を張り,タケツノミがこの子に〈汝が父と思はむ人に此の酒を飲ましめよ〉と言ったところ酒杯をささげて天に向かって祭りをなし,屋根を突き破って昇天した。…

※「瀬見の小川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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