コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

糺森 ただすのもり

世界大百科事典 第2版の解説

ただすのもり【糺森】

歌枕。京都市左京区下鴨にある,高野川賀茂川合流点の2川に挟まれた三角形の森。森の北辺に下鴨神社(賀茂御祖(みおや)神社)があり,中央に摂社の河合神社(式内社小社宅(おこそべ)神社,祭神は多々須玉依比売(ただすたまよりひめ)命)がある。偽りを正す神として朝野の信仰が厚く,《源氏物語》では光源氏も須磨退去に際し,参詣し〈憂き世をば今ぞ別るるとどまらむ名をば糺の神にまかせて〉と詠んでいる。また鴨長明はこの社の禰宜(ねぎ)に補せられることを願って果たさず,世をはかなんで遁世した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

糺森の関連キーワード糺の涼み・糾の涼み糺の神・糾の神御手洗参り御手洗団子瀬見の小川蓮田兵衛中等教育野点歌枕

今日のキーワード

跋扈

[名](スル)《「後漢書」崔駰伝から。「跋」は越える意、「扈」は竹やな》魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。「軍閥の跋扈」「悪辣な商売が跋扈する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

糺森の関連情報