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焙炉 ホイロ

デジタル大辞泉の解説

ほい‐ろ【×焙炉】

《「ほい()」は唐音
製茶用の乾燥炉。もとは木の枠に厚手の和紙を張ったもので、蒸した茶の葉を炭火で乾燥させながら揉(も)んだ。 春》「家毎に―の匂ふ狭山かな/虚子
製パン工程で生地を発酵させるときに用いる保温装置。

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大辞林 第三版の解説

ほいろ【焙炉】

木枠の底に和紙を張り、火鉢などにかざして海苔・茶などを乾燥させる道具。特に、製茶用のものをいう。 [季] 春。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

ほいろ【焙炉】

茶葉薬草海苔(のり)などを下から弱く加熱して乾燥させる道具元来は木枠や籠(かご)の底に厚手和紙を張ったもので、炭の遠火で用いた。伝統的な製法では、茶は蒸した茶葉をこの上で手で揉みながら乾燥させる。こんにちでは電気やガスを用いた熱源の上に同様のものを備えた、手揉み工程の作業台もいう。
➁パン生地の発酵などに用いる密閉された保温装置。また、パン生地の最終発酵の工程をいうこともある。◆「ほい」は唐音。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

焙炉
ほいろ

茶、薬草、海苔(のり)などを乾燥させる道具。木の枠や籠(かご)の底に和紙を張り、遠火の炭火を用いる。また、「ほいろう」ともいう。『日葡(にっぽ)辞書』にはFoiroと記され、「茶を焙(ほう)じ煎(い)る所、または、その炉」と解釈している。また、『和漢三才図会(ずえ)』など、江戸時代の辞書類には、茶を焙じることをおもな役目としている。[森谷尅久・伊東宗裕]

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