照付ける(読み)テリツケル

デジタル大辞泉 「照付ける」の意味・読み・例文・類語

てり‐つ・ける【照(り)付ける】

[動カ下一][文]てりつ・く[カ下二]日光がきびしく照る。「夏の太陽がじりじりと―・ける」
[類語]光る輝く光り輝くきらめくひらめまたた照る照らす照り輝く照りえるきらつくぎらつく発光する一閃いっせんする反照する

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精選版 日本国語大辞典 「照付ける」の意味・読み・例文・類語

てり‐つ・ける【照付】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]てりつ・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 日光がはげしく照る。きびしく照らす。
    1. [初出の実例]「春の日にてりつけらるる花なれどいろくろからぬ菫草かな〈三卜〉」(出典:狂歌・玉吟抄(1608))
    2. 「カウ炎天にてりつけられちゃア」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉七)

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