デジタル大辞泉
「光る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひか・る【光】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 光を放つ。光がさす。光を発する場合にも、また、光を反射する場合にもいう。
- [初出の実例]「松浦川川の瀬比可利(ヒカリ)鮎釣ると立たせる妹が裳のすそぬれぬ」(出典:万葉集(8C後)五・八五五)
- 「もとひかる竹なん一すぢありけり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- ② 色彩などが輝く。光り輝くように美しくみえる。美しく映える。
- [初出の実例]「赤玉は 緒さへ比迦礼(ヒカレ)ど 白玉の 君が装ひし 貴くありけり」(出典:古事記(712)上・歌謡)
- 「顔の色あひまさりて、つねよりもひかると見え給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)
- ③ 光沢を有する。つやつやしている。
- [初出の実例]「手摺れて垢光りに光った洋服」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)
- ④ 容貌、容姿などが、まばゆいほどに美しくみえる。
- [初出の実例]「今は又、その世にもねびまさりて、ひかるとはこれをいふべきにや」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
- ⑤ 装飾を施した物などがきらびやかに輝く。
- [初出の実例]「印籠のひかりたるはいと心にくし」(出典:随筆・独寝(1724頃)上)
- ⑥ 勢い、誉れ、徳などが盛んに現われる。威光を示す。光栄がある。
- [初出の実例]「秋津しまは赫(ヒカリ)に赫りて、誉、王畿(うちつくに)に重し」(出典:日本書紀(720)継体七年一二月(前田本訓))
- ⑦ 金をたくさん持っている。金の威光がある。
- [初出の実例]「光(ヒカ)る旦那をこころ当、それもはづれてまごつくは」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)後)
- ⑧ 色男然とする。通人ぶる。また、見せびらかすさまである。
- [初出の実例]「そう光られちゃア、おれがはめだ」(出典:洒落本・多佳余宇辞(1780))
- ⑨ 人物、才能、技量、仕事などが、他よりも一段とすぐれる。ひいでる。
- [初出の実例]「段々にあなたの画が光って来るんですから」(出典:桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉四)
- ⑩ 目に、ある様子や表情が強く現われる。
- [初出の実例]「目は冴えた大きな目で、鋭い、才気の湛が暉(ヒカ)って居る」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉前)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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