照映える(読み)テリハエル

デジタル大辞泉 「照映える」の意味・読み・例文・類語

てり‐は・える【照(り)映える】

[動ア下一][文]てりは・ゆ[ヤ下二]光を受けて美しく輝く。光が物にあたって輝いて見える。「夕日紅葉が―・える」
[類語]光る輝く光り輝くきらめくひらめまたた照る照らす照り輝く照り付けるきらつくぎらつく発光する一閃いっせんする反照する

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精選版 日本国語大辞典 「照映える」の意味・読み・例文・類語

てり‐は・える【照映】

  1. 〘 自動詞 ア行下一(ヤ下一) 〙
    [ 文語形 ]てりは・ゆ 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 光を受けて美しくかがやく。光に照らし出されたものが美しく光る。
    1. [初出の実例]「何にもせよ、桜が枝に黄金(こがね)の鈴、月に照りはえ、ささ鳴るは」(出典桐一葉(1894‐95)〈坪内逍遙〉二)

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