燕窩(読み)エンカ

大辞林 第三版の解説

えんか【燕窩】

中国南方の海岸にすむアナツバメが、唾液だえきでかためて作る巣。海藻や羽毛がまざる。中国料理の高級材料の一。湯でほぐすと銀糸のようになって舌ざわりがよく、滋養に富み、珍重される。燕窩菜えんかさい。燕巣えんず・えんそう。つばめのす。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の燕窩の言及

【アナツバメ】より

…東南アジアを中心にヒマラヤからオーストラリア北部まで分布する。このうちの数種の巣は,中国料理で燕窩(イエンウオ)(燕の巣)として食用に供されることで有名。ツバメ類が泥で巣をつくるのに対し,アマツバメ科の鳥は泥をまったく使わず,羽などを唾液で固めて巣をつくるが,とくにアナツバメ類の数種は繁殖期に唾腺が異常に発達し,粘性の高いのり状の唾液を多量に分泌して,ほとんどこれだけで巣をつくる。…

【チラチャプ】より

…住民はスンダ族や中国人が多い。カランボロン岬の石灰岩の洞窟は貴重な燕窩(アナツバメの巣。中国料理の材料)の採取地として知られる。…

【つばめの巣(燕の巣)】より

中国料理に用いられる材料の一種で,中国では燕窩,燕巣などと書きあらわされる。インド,インドネシア,マレー半島などの海に近い,外敵の近寄り難いような高い岩場につくられるアナツバメの巣を乾燥させたもので,湯にもどしてスープに用いる。…

※「燕窩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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