デジタル大辞泉 「燦」の意味・読み・例文・類語 さん【×燦】 [ト・タル][文][形動タリ]輝いて鮮やかなさま。「燦たる黄金の光」[類語]燦然・赫赫・燦爛・玲瓏・皓皓・煌煌・炯炯 さん【燦】[漢字項目] [人名用漢字] [音]サン(呉)(漢)鮮やかに輝くさま。「燦燦・燦然・燦爛さんらん」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「燦」の意味・読み・例文・類語 さん【燦】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 あざやかにきらめくさま。光が照り輝いてあざやかなさま。きらびやか。燦然。[初出の実例]「蛍火の燦(サン)たるを見るが如く」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉八)[その他の文献]〔詩経‐唐風・葛生〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「燦」の読み・字形・画数・意味 燦人名用漢字 17画 [字音] サン[字訓] あきらか・かがやく[説文解字] [字形] 形声声符は粲(さん)。粲は精米。その白く鮮麗の意をとり、燦爛としてかがやくことをいう。〔説文新附〕十上に「燦爛、(めいじやう)なる皃なり」とみえる。〔詩、唐風、生〕は悼亡の詩で、「角枕、粲たり 錦衾、爛たり」と死者の装いを歌うが、粲は燦の初文。のち燦の字を用いる。[訓義]1. あきらか、あざやか。2. かがやく、きらびやか。[古辞書の訓]〔字鏡集〕燦 カカヤク[語系]燦・粲・tsanは同声。みな白く鮮やかな意があり、粲の声義を承ける。鮮sianも声義に通ずるところがある。[熟語]燦▶・燦煥▶・燦燦▶・燦然▶・燦爛▶・燦亮▶[下接語]霞燦・煥燦・光燦・星燦・閃燦・明燦 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報