(読み)ソウ

デジタル大辞泉 「爽」の意味・読み・例文・類語

そう【爽】[漢字項目]

常用漢字] [音]ソウ(サウ)(漢) [訓]さわやか
さわやか。「爽快颯爽さっそう清爽
夜があけて明るい。「昧爽まいそう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「爽」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 11画

[字音] ソウ(サウ)
[字訓] あきらか・さわやか・たがう

[説文解字]
[金文]

[字形] 会意
大+(り)。大は人の正面形。は胸の左右に加える文身の文様。婦人の死喪のとき、その屍に邪悪なる霊が憑(つ)くことを祓うために、乳房をモチーフとする朱の文身を加えた。爽・(せき)・爾はみなその意象を示す字で、爽明・美麗の意がある。〔説文〕三下に「らかなり」と訓し、字形について、を窓の交麗明の形としているが、それでは大の形を説くことができない。金文に字を昧爽、また爽変の意に用いる。卜文に「武丁の爽(きさき)、妣辛」のようにいう例が多く、もとは先妣につけていう字であった。

[訓義]
1. あきらか、うつくしい。貴婦人の死に、胸に加えた朱の文身、その美しさをいい、またその人をいう。
2. さわやか、あかるい、すぐれる。
3. 喪と通じ、たがう、あやまち、まどう、やぶる。

[古辞書の訓]
名義抄〕爽 タガフ・ミダリ・アキラカナリ・タケシ・サク・サハヤカナリ・アラハス・イサギヨシ・ココタシ

[声系]
〔説文〕に爽声としてなど二字を収める。

[語系]
爽shiangは喪sangと声近く、〔書、仲之誥〕に「用(もつ)て厥(そ)の師を爽(うしな)はしむ」のように通用の例がある。喪失の意より、差(さとく)(たがう)の意を生じたのであろう。

[熟語]
爽快・爽爽気爽言爽悟爽口爽行・爽颯爽失爽秀爽儁爽神爽節・爽然爽達・爽徳・爽爽抜・爽侮・爽・爽約爽籟爽利爽朗・爽惑
[下接語]
英爽・開爽・奇爽・競爽・高爽・豪爽・颯爽・秀爽・爽・粛爽・俊爽・駿爽・爽・神爽・森爽・清爽・精爽・爽・澄爽・昧爽・雄爽

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「爽」の解説

爽(ソウ)

株式会社ロッテアイスが販売する冷菓。シャリッとした食感の微細氷を入れたカップタイプのアイスクリームバニラ、宇治抹茶、ラムネ&ソーダなどの種類がある。

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