ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牌符」の意味・わかりやすい解説
牌符
はいふ
Pai-fu; P`ai-fu
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中国で古来より職務を帯びた者,または使者が信任状として携行したもの。モンゴル帝国ではチンギス・カンのとき,その広大な領土を連絡するために駅伝の整備に伴い,金虎符(きんこふ),金符,銀符の制が設けられ,のちに海青符(かいせいふ),円符が現れた。牌面には漢字,ウイグル文字,パクパ文字などで駅伝利用の自由の保証が刻された。いずれも符といっても折半するものではなく,牌として単独に用いられた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
…中国で古くから行われた各種の証明物件の総称。牌符ともいう。符は割符形式,牌は単独形式で,いずれも銅,金,銀,竹,木,帛(きぬ),紙などで作られ,政府の徴発,駅伝,旅行,貿易,城門出入などの際に証明として用いられた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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