日本歴史地名大系 「牟岐浦」の解説
牟岐浦
むぎうら
現町域の南部中ほどに位置し、南は海に臨む。南流してきた牟岐川が当浦で入江に注ぐ。沖に
天明元年(一七八一)牟岐東浦で出火、家二七三軒が焼失したという(阿淡年表秘録)。文化九年の棟付帳(牟岐町史)では西浦が家数一八六のうち庄屋小家二・触使六・加子八三・見懸人一五・来人五・部屋二などで、人数八五一。同じく東浦が家数一〇四のうち加子六三・見懸人四〇などで、人数四九〇。天保四年(一八三三)兵庫表で買上げた他国米二〇〇石を御米蔵に囲い置いている(「心得方通達写」民政資料)。嘉永七年(一八五四)一一月四日の大地震とそれに伴う津波があり、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報