特定非常災害(読み)トクテイヒジョウサイガイ

デジタル大辞泉 「特定非常災害」の意味・読み・例文・類語

とくていひじょう‐さいがい〔トクテイヒジヤウ‐〕【特定非常災害】

著しく異常かつ激甚な非常災害死者・行方不明者・負傷者・避難者などの罹災者りさいしゃおよび住宅倒壊などの被害多数発生し、交通ライフラインが広範囲にわたって途絶し、これによって地域全体の日常生活や業務環境が破壊された状態になるような災害特定非常災害特別措置法に基づいて指定される。
[補説]特定非常災害一覧
平成7年(1995)阪神・淡路大震災
平成16年(2004)新潟県中越地震
平成23年(2011)東日本大震災
平成28年(2016)熊本地震
平成30年(2018)七月豪雨1
令和元年(2019)東日本台風
令和2年(2020)七月豪雨2
令和6年(2024)能登半島地震2

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 阪神

共同通信ニュース用語解説 「特定非常災害」の解説

特定非常災害

政府が「著しく異常かつ激甚な非常災害」と判断した災害。最初に指定されたのは1995年の阪神大震災で、今回の7月豪雨は7例目。被災者支援が目的で、指定により、さまざまな行政手続きの特例措置が適用可能になる。特定非常災害特別措置法は、各種許認可の期限延長など複数の特例を定めており、どれを適用するかは災害ごとに政府が決める。特措法以外の法律などを根拠に、各省庁が適用する特例もある。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む