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能登半島地震 のとはんとうじしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

能登半島地震
のとはんとうじしん

2007年3月25日午前9時41分頃,石川県輪島市から約 10kmの能登半島沖で発生したマグニチュードM)6.9の地震。気象庁による正式名称は「平成19年(2007年)能登半島地震」。震源は北緯 37°13.2′,東経 136°41.1′,深さ 11km。震度 6強の最大震度が輪島市,七尾市穴水町で記録されたほか,石川県,富山県,新潟県で震度 5弱以上の強いゆれが観測された。最大余震は 3月25日午後6時11分と 3月26日午前7時16分に発生した M5.3の地震である。地震波から推定された本震の断層は,西北西―東南東方向の圧縮力で生じた横ずれ成分を含む逆断層型である。この地震により輪島市で倒れた灯籠の下敷きになり 1人が死亡した。そのほかに重傷者 91人,軽傷者 265人の人的被害が発生した。家屋の被害は全壊 686棟,半壊 1740棟,一部損壊 2万6958棟であった(2009.10.15現在。総務省消防庁)。特に輪島市では被害が大きく,513棟の家屋が全壊した。道路も国道249号や能登有料道路(のと里山海道)を中心に落石や盛土の崩壊などの被害を受けた。能登半島周辺では,1993年2月7日に M6.6の地震が発生するなど 1600年以降 M6級の地震の記録が数回ある。

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知恵蔵の解説

能登半島地震

2007年3月25日午前9時42分ごろ、石川県能登半島西岸の海陸境界域でマグニチュード(M)6.9の浅い地殻内地震が発生した。この07年能登半島地震において最大の計測震度は6強(石川県七尾市、輪島市、穴水町)、最大22 cm(珠洲市長橋)の津波を観測した。震源メカニズムは横ずれ成分を含む西北西-東南東圧縮の逆断層型(モーメントマグニチュード〈MW〉6.7前後)であった。被害は石川県を中心に富山県、新潟県にも及び、死者1人、負傷者356人、住家全壊684棟、半壊1733棟(消防庁:2007年12月28日現在)。古い木造家屋の倒壊・全壊が目立ち、軟弱地盤地域(輪島市門前町など)や港湾地区の埋め立て地などでは地盤変状や液状化も見られた。震源域に近い北陸電力・志賀原子力発電所では一部の周期で設計時の想定を超えた加速度が観測された。

(纐纈一起 東京大学地震研究所教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

能登半島地震

2007年3月25日午前9時41分ごろに発生、輪島市や七尾市などで震度6強を観測した。石川県や富山県で死者1人、負傷者300人以上、全半壊の家屋は2千棟以上にのぼった。

(2017-03-24 朝日新聞 朝刊 石川全県・1地方)

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デジタル大辞泉の解説

のとはんとう‐じしん〔のとハンタウヂシン〕【能登半島地震】

平成19年(2007)3月25日、石川県輪島市沖の日本海で発生した逆断層型地殻内地震。マグニチュード6.9。石川県内の3市町で震度6強を観測。住宅全壊が600戸、半壊が1700戸をこえる被害をもたらした。

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