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犯罪被害者保護制度 ハンザイヒガイシャホゴセイド

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デジタル大辞泉の解説

はんざいひがいしゃほご‐せいど【犯罪被害者保護制度】

刑事裁判の手続きにおいて、犯罪の被害にあった人やその家族に配慮し、保護を図ることを目的として定められた制度。刑事訴訟法犯罪被害者保護法などによって、証人の負担を軽くする措置、被害者等による意見の陳述、検察審査会に対する審査の申し立て、裁判手続き傍聴のための配慮、訴訟記録の閲覧および謄写、民事上の争いについての開示訴訟手続きによる和解、被害者等が刑事裁判に参加する制度、被害者等に関する情報保護、損害賠償請求に関し刑事手続の成果を利用する制度などが定められている。
[補説]性犯罪の被害者や年少者などが法廷で証言する場合、負担を軽くするため、保護者やカウンセラーが付き添ったり、証人と被告人・傍聴人の間に衝立を置いたり、証人は別室にいてテレビモニターを通して証人尋問を行う(ビデオリンク方式)などの措置がとられる。性犯罪の被害者の氏名・住所などは、公開の法廷で明らかにしないよう配慮される。また、被害者やその家族などが希望する場合は、被害感情や事件に関する意見を法廷で述べたり、裁判を優先的に傍聴したりすることができる。被害者が加害者に対して民事訴訟を起こす場合、加害行為を立証するために、裁判中の刑事事件記録を閲覧・謄写することができる。なお、「犯罪被害者補償制度」および「犯罪被害者給付制度」は殺人や傷害などの犯罪で死亡した被害者の遺族や重大な傷害を受けた被害者本人に国が給付金を支給するもので、本制度とは別の制度である。→被害者参加制度

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監修:松村明
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