コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

狐の草子 きつねのそうし

1件 の用語解説(狐の草子の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

きつねのそうし【狐の草子】

御伽草子。室町時代の成立。絵巻1軸。ある女房が老いた僧都を見染め,使いのものに誘いの文を届けさせる。僧都は若い時分から〈心色めきたる人〉であったから,返事をしたため,姿かたちをととのえ待っていると,夜更けて二十日の月が出るころ,八葉の車が迎えにくる。善美を尽くした館に着き,楊貴妃,李夫人も及ばぬ女房と和歌を応酬し,女の歌の巧みさに耐えかね,僧都は打ちふす。日がのぼって目覚めた僧都は女が調えたさまざまの魚を断り,精進の物で食事を済ますが,見慣れぬことばかりで疲れを覚えながらも年月を送る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

狐の草子の関連キーワード御伽草子仮名草子十二段草子福富草子文正草子梵天国あきみち仮名本『御伽草子』万寿姫(1)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone