王子ホールディングス(読み)おうじホールディングス(英語表記)Oji Holdings Corporation

共同通信ニュース用語解説 「王子ホールディングス」の解説

王子ホールディングス

製紙業界の最大手。段ボールなどの産業資材や新聞用紙パルプ事業などを手広く手掛ける。1873年創業の老舗。1993年に神崎製紙、96年には本州製紙合併するなど再編を繰り返して事業を拡大した。2012年から現在の社名本社は東京都中央区。東証1部上場。17年3月期連結決算の売上高は1兆4398億円。純利益は402億円。17年3月末のグループ従業員は3万5392人。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王子ホールディングス」の意味・わかりやすい解説

王子ホールディングス
おうじホールディングス
Oji Holdings Corporation

国内最大の売り上げをもつ,総合製紙事業などの事業会社を傘下にもつ持株会社王子製紙が 2012年純粋持株会社制に移行し,商号変更して発足。三井グループ系の二木会メンバー。明治5(1872)年渋沢栄一建議で創立された抄紙会社が前身で,1893年(旧)王子製紙となる。その後中上川彦次郎の指示で藤山雷太がこれを三井系に組み入れた。1933年富士製紙,樺太工業と合併して全国紙生産の 80%を占めるにいたったが,1949年の過度経済力集中排除法で旧王子製紙は苫小牧製紙,十條製紙,本州製紙に 3分割され第二会社として発足。1952年苫小牧製紙を王子製紙工業と改称,1960年王子製紙に社名変更。1970年北日本製紙,1979年日本パルプ工業,1989年東洋パルプを合併。また宅地造成,観光業など多角化を推進した。1993年神崎製紙と合併し,社名を新王子製紙としたが,1996年板紙の本州製紙と合併,社名を王子製紙に復し,国内最大の総合製紙会社となった。2012年純粋持株会社制に移行し,現名称となった。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「王子ホールディングス」の解説

王子ホールディングス

正式社名「王子ホールディングス株式会社」。英文社名「Oji Holdings Corporation」。パルプ・紙製品製造業。明治6年(1873)前身の「抄紙会社」設立。昭和24年(1949)過度経済力集中排除法により3社に分割し「苫小牧製紙株式会社」設立。同27年(1952)「王子製紙工業株式会社」に改称。平成8年(1996)「王子製紙株式会社」に改称。同24年(2012)会社分割により純粋持株会社に移行し現在の社名に変更。本社は東京都中央区銀座。持株会社。グループ事業の中心は紙パルプ製品など。日本製紙グループと業界2強を形成。東京証券取引所第1部上場。証券コード3861。

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