珍か(読み)メズラカ

デジタル大辞泉 「珍か」の意味・読み・例文・類語

めずら‐か〔めづら‐〕【珍か】

[形動ナリ]普通と違っているさま。めったにないさま。めずらしいさま。
「いそぎまゐらせて御覧ずるに、―なる、ちごの御かたちなり」〈桐壺
[類語]珍しいまれ稀有けう異例ちん珍稀ちんき珍貴珍奇たま得難い貴重珍重貴い高貴大切重要異彩

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精選版 日本国語大辞典 「珍か」の意味・読み・例文・類語

めずら‐かめづら‥【珍か】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「か」は接尾語 ) ふつうと違っているさま。良い意にも悪い意にも用いる。風変わりなようす。目新しいさま。奇態なさま。めずら。
    1. [初出の実例]「今、米豆良可爾(メヅラカニ)新しき政にはあらず、本ゆり行ひ来し迹事ぞと詔りたまふ」(出典続日本紀‐天平元年(729)八月二四日)

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