精選版 日本国語大辞典 「貴重」の意味・読み・例文・類語
き‐ちょう【貴重】
〘名〙
① (━する) 尊び重んずること。
※家伝(760頃)下「公従二少時一貴二重三宝一、貪二聴妙法一、願二求仏果一」
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八「主人の最も貴重する命があぶない」 〔史記‐陳軫伝〕
② (形動) (明治初期には多く「貴重の」の形で用いられた) 非常に大切であるさま。価値があるさま。
※古本説話集(1130頃か)二一「『かばかりのきてうの物は、いかでか』とて」 〔韓非子‐孤憤〕
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