(読み)シュ

デジタル大辞泉 「珠」の意味・読み・例文・類語

しゅ【珠】[漢字項目]

常用漢字] [音]シュ(呉)(漢) [訓]たま
貝の中にできる丸い玉。「珠玉真珠しんじゅ
真珠に似た丸い粒。「珠算念珠ねんじゅ連珠れんじゅ
[名のり]み
難読擬宝珠ぎぼし・ぎぼうし数珠じゅず・ずず

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「珠」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

[字音] シュ
[字訓] たま

[説文解字]

[字形] 形声
声符は朱(しゆ)。朱に朱色、またまるいものの意がある。〔説文〕一上に「(ほう)中の陰なり」(段注本)とあって、真珠をいう。真珠を陰の精とすることは〔子、勧学〕〔管子、侈靡〕にみえ、〔国語、楚語下〕に「珠を以て火災を禦(ふせ)ぐ」という記述がある。珠にそのような呪力があるとされた。

[訓義]
1. たま、まるいたま、真珠などの類。
2. まるく美しいもの。
3. 朱と通じ、あかい、あか。

[古辞書の訓]
和名抄〕珠 日本紀私記に云ふ、眞珠、之良太(しらたま)〔名義抄〕珠 タマ・シラタマ/眞珠 シラタマ

[熟語]
珠帷・珠英珠纓・珠花・珠顆・珠角・珠閣・珠汗・珠・珠旗・珠輝・珠・珠宮・珠玉珠髻・珠軒・珠戸珠匣・珠・珠喉珠衡珠霰・珠算珠子・珠市珠珥・珠松・珠・珠翠・珠綴・珠唾・珠胎・珠談・珠・珠殿珠鈿・珠斗・珠・珠・珠貝・珠箔珠槃・珠盤・珠米珠沫・珠毛・珠履・珠・珠溜・珠涙・珠・珠露・珠楼・珠・珠籠
[下接語]
衣珠・遺珠・曳珠・瑩珠・瓔珠・宛珠・火珠・懐珠・貫珠・含珠・貴珠・凝珠・玄珠・紅珠・紺珠・耳珠・数珠・真珠・隋珠・珠・素珠・蛇珠・丹珠・珠・跳珠・雕珠・綴珠・念珠・珠・白珠・斑珠・繁珠・飛珠・美珠・珠・焚珠・宝珠・珠・文珠・揺珠・瑶珠・驪珠・良珠・緑珠・連珠・奩珠・聯珠・珠・露珠・弄珠

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