茅(かや)、葭(よし)、藁(わら)などで屋根を葺くこと。または葺いた屋根をいう。外国では麦藁(わら)なども用いられる。瓦(かわら)葺きが一般化するまでもっとも広く用いられていた屋根葺き方法で、伊勢(いせ)神宮正殿では茅、大嘗宮(だいじょうきゅう)では青草を葺き、竪穴(たてあな)住居の屋根もすべてこの材料による。また江戸時代初期、江戸市中になお藁葺きやかや葺きが多く、幕府がこれを改めるよう指示した記録もある。断熱、保温性に優れ、現在でも山間部の農家に使われることがあるが、防火上の見地から都市部での使用は禁止されている。また透水性が大きいので、勾配(こうばい)は矩(かね)勾配(45度)以上にされるのが普通である。
[山田幸一]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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