中世にみえる島名。古代の
正応六年(一二九三)三月一七日の九条家文庫文書目録(九条家文書)に「一合 彼杵并日根庄」などと並んで「一合 小豆島 生島」と記される生島は当地の可能性がある。文保二年(一三一八)一二月一六日の鎮西下知状案(実相院文書)によれば、「生月島領主加藤五郎」が肥前国一国平均役の
永享六年(一四三四)生月の加藤景明は宇久某と通じて平戸松浦芳を襲撃、これに生月の山田氏・一部氏らが連合して
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
長崎県北部、平戸島(ひらどしま)の北方に浮かぶ島。平戸市に属する。2005年(平成17)までは北松浦(きたまつうら)郡生月町をなしていた。辰ノ瀬戸(たつのせと)を隔てて平戸島に相対しているが、1991年(平成3)両島はそこに架橋された生月大橋で結ばれた。面積16.55平方キロメートル。島の基盤は第三紀層で、その上にアスピーテ状火山が噴出し、地すべりの繰り返しによって、火山体は北側の番岳(ばんだけ)(286メートル)と南側の山頭(やまがしら)(258メートル)とに二分されている。西岸は急崖(きゅうがい)をなし、玄武岩の柱状節理が多くみられる。東岸は緩傾斜で、第三紀層と玄武岩の境界には湧水(ゆうすい)があり、この湧水に沿って集落、溜池(ためいけ)があり、それ以下が水田に開かれているが、いまも地すべりの多発地帯をなしている。人口7934(2000)。
[石井泰義]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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