コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

生物兵器禁止条約 せいぶつへいききんしじょうやく Biological Weapons Convention

1件 の用語解説(生物兵器禁止条約の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

生物兵器禁止条約

生物兵器および毒素兵器の開発、生産、貯蔵を禁止し、現有兵器は9カ月以内に廃棄することを定めた条約(同兵器の使用はすでに1925年のジュネーブ議定書で禁止)。72年調印、75年発効。生物兵器は、技術進歩と途上国等への技術移転が進むなか、イラクなどで開発の疑いが生じた。しかし条約には、罰則、違反行為を調査するための検証規定などがないため、95年に検証議定書交渉を開始。しかし議定書の議長草案に対し、米政府は、2001年7月、違反発見に不備があり、企業秘密が漏れる、として交渉拒否。ところが9.11事件以後、米国が生物兵器の攻撃対象となる不安が高まり、さらに炭疽菌事件が拡大、ブッシュ政権は一転して、同年11月の運用検討会議に条約の強化策を提唱、さらに同会議の最終宣言に多国間の議定書交渉の終了を盛り込むよう主張し、各国が一斉に反発、議定書交渉は合意のないまま頓挫。締結国は155(05年12月現在)。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

生物兵器禁止条約の関連キーワードABC兵器化学兵器細菌兵器生物兵器BC兵器兵器科学兵器生物化学兵器BWC兵器庫

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

生物兵器禁止条約の関連情報