

(めんき)〕に「女(なんぢ)に命じて
師(人名)を足(たす)け、林を
(をさ)めしむ」とあり、足を佐疋の意に用いる。〔善鼎(ぜんてい)〕に「佐疋(さしよ)」という語があり、佐胥することをいう。〔説文〕に「一に曰く、疋記なり」とあるのは
記、注釈を加える意。また〔説文〕に「古
以て詩の大疋(雅)の字と爲す」と
の字に用いるといい、清朝の小学家に大雅小雅を大疋小疋としるすものが多いが、その通用の義を説くものはない。思うに
・夏はもと通用の字。夏は舞容を示す字でまた
(か)としるし、その省文の疋が、
と通用するのである。
(夏)の省文にして雅と通用し、小雅・大雅の字に用いる。雅、ただしい。
立〕疋 マサシ・マツリゴトヨシ・シルス・タグヒ・コホル・カタフク・ヒトシ 〔字鏡集〕疋 マツ・マツリゴト・マサシ・アシ・メグル・ナラフ・トモガラ・タグヒ・カタフク・フタツ・ヒトシ・タクラフ・ヒトコロヘリ・ムラヒトシ・アツ・カツ・ソル・トモ
・
の二字、〔玉
〕になお帶(帯)に従う字を加え、音はセイ、王
のときその姓の人があったという。
・
はともに
通の意で、疋は声符であるらしい。
など四字を収め、
・
を亦声とする。しかし
・
には疋の義をとるところはない。楚の金文の形は足に従っており、疋声とは定めがたい字である。
(疎)・
shiaは同声。もとはみな疋声の字であった。

以て詩の大
の字と爲す」とあり、
(雅)の仮借字とする。清儒は大雅・小雅の字に好んで疋を用いるが、金文に夏を
に作り、夏は舞容。九夏・三夏などは古舞楽の名。夏・
は通用の字。ゆえに夏の別体である
の省略形である疋が、また雅に借用されるのである。疋(しよ)(あし)・匹(ひつ)とは別の字である。夏・雅字条参照。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...