デジタル大辞泉 「癩菌」の意味・読み・例文・類語 らい‐きん【×癩菌】 ハンセン病の原因となる細菌。結核菌に似た抗酸性のグラム陽性の桿菌かんきん。人工培養はできない。1874年にハンセンが発見。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「癩菌」の意味・読み・例文・類語 らい‐きん【癩菌】 〘 名詞 〙 ハンセン病の原因となる抗酸性桿菌。一八七三年にノルウェーの医学者ハンセンが発見した。[初出の実例]「癩菌は肺結核菌に類する桿状菌で、大風子油の注射によってそれが切れ切れになって亡びて行くものだといふことを」(出典:間木老人(1935)〈北条民雄〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「癩菌」の意味・わかりやすい解説 癩菌【らいきん】 ハンセン病の病原菌。抗酸菌の一種。レプラ菌,ハンセン菌ともいい,1874年にノルウェーの生理学者A.G.H.ハンセンが発見。長さ2〜7μm,芽胞をつくらず,鞭毛(べんもう)をもたないグラム陽性杆(かん)菌で,分裂速度が遅く,世代時間は10〜31日。純粋培養には成功していないが,マウスで接種・増殖させることはできる。→グラム陽性菌/杆菌→関連項目放線菌 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報