デジタル大辞泉 「純粋培養」の意味・読み・例文・類語 じゅんすい‐ばいよう〔‐バイヤウ〕【純粋培養】 [名](スル)1 細菌・カビなどを、他の種類を混在させない状態で、一種類だけ培養すること。2 子供を社会の悪い面から隔離して成育させること。「純粋培養されたお坊ちゃん」3 (比喩的に)新卒で就職した企業・団体に定年まで勤め続けること。また、幼稚園や小学校から大学まで系列校に在学し、卒業後もその学校に定年まで勤めていること。[補説]他の社会を知らず視野の狭いことを皮肉るのに使うこともある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「純粋培養」の意味・読み・例文・類語 じゅんすい‐ばいよう‥バイヤウ【純粋培養】 〘 名詞 〙① 生物のある一種類だけを分離し、他の種類を混入させない状態で培養すること。フランスのパスツールやドイツのコッホによって確立。病原体の観察などに用いる。純培養。〔稿本化学語彙(1900)〕② 比喩的に、子どもを社会の悪い面から隔離して成育させることや、ある特定の能力だけを身につけるように育てることをいう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「純粋培養」の意味・わかりやすい解説 純粋培養【じゅんすいばいよう】 ただ一種の生物や細胞のみを純粋分離して培養すること。微生物や細胞の研究にとって重要な技術。その生物(細胞)生育に好適な条件を与えつつ,一緒に生育する他の生物を排除することに技術的困難があり,平面培養などで滅菌と分離を繰り返すことによって実現される。単細胞培養やクローン培養もこの概念に含まれる。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「純粋培養」の意味・わかりやすい解説 純粋培養じゅんすいばいようpure culture 単一の種類の菌や下等な藻類を取出して培養することをいう。目的とする微生物を得て生理作用などを検索するときに,まず分離培養を行なって増殖し,目的微生物の集落を取出し,その種類に応じて寒天培地,血液培地,血清培地などを用いる。多細胞生物に由来する組織,細胞の純粋培養も可能である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「純粋培養」の意味・わかりやすい解説 純粋培養じゅんすいばいよう →培養 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by