はくりゅうがん
白榴岩
leucitite
白榴りゆう石に富むアルカリ火山岩。国際地質科学連合(IUGS)の分類ではフォイダイトの一種で,主たる準長石が白榴石であるもの。F.Senft(1857)が最初に使用。以後H.Rosenbusch(1877)はかんらん石を含まない白榴石含有玄武岩をleucititeと呼び,かんらん石を含むものはleucite basaltとして区別。灰~暗灰色で緻密完晶質。主に白榴石と輝石(チタン輝石・透輝石・エジリン・エジリン質オージャイト)からなる。鏡下では白榴石が輝石に取り囲まれ,網状または海綿の断面のような特徴的な格子状組織を示す。副成分鉱物はかすみ石・磁鉄鉱・イルメナイト・りん灰石・アユイン・ノゼアン・メリライト・黒雲母・角閃石・黒ざくろ石・チタン石。まれにサニディン。ときに白榴石・輝石の斑晶を含み,斑状。極端に白榴石の多いときはイタライト。地中海地方,北米中部そのほかK2Oに富む岩石区に産出。
執筆者:安藤 重幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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