監察御史(読み)かんさつぎょし(英語表記)jian-cha yu-shi; chien-ch`a yü-shih

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

監察御史
かんさつぎょし
jian-cha yu-shi; chien-ch`a yü-shih

中国の官吏の非行を検察し,弾劾する官。秦の始皇帝が諸郡を監察させる御史をおき,監察史と称したのに始る。漢代には御史中丞の監督下に,中央から刺史を派遣して監察にあたらせた。隋代に監察御史に改められ,唐代は中央に御史台をおきその分属をおいてその分属の察院のもとに監察御史がおかれ,宋,元もだいたいこれにならった。明では御史台を廃して中央に都察院をおき,地方を 13道に分けて監察史を任命し,清もこれを受継ぎ 15道に監察御史を任じた。皇帝の耳目の官として官吏を検察するのは中国政治の特色である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

かんさつ‐ぎょし【監察御史】

中国で、官吏を監察し、また、地方を巡察して行政を監視した官。代に設けられた御史代に改称したもので、代まで受け継がれ、中華民国成立後は監察院となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

かんさつぎょし【監察御史】

中国で、隋代以降、官吏の行状の検察や地方官庁の巡視を行なった官。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

かんさつ‐ぎょし【監察御史】

〘名〙 中国、隋以後の官名。官吏の功過や一般政務の可否を取り調べ、また、地方を巡行して行政の監視に任ずるもの。
※自由之理(1872)〈中村正直訳〉三「恰かも畏懼すべき監察御史の目に見らるる如くに」 〔新唐書‐百官志三〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

リテラシー

1 読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。2 コンピューターについての知識および利用能力。→コンピューターリテラシー3 情報機器を利用して、膨大な情報の中か...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android