直路(読み)タダジ

デジタル大辞泉 「直路」の意味・読み・例文・類語

ただ‐じ〔‐ぢ〕【直路/道】

《古くは「ただち」》
目的の所へまっすぐ行く道。
「妹に逢はむと―から我は来つれど」〈・二六一八〉
物事の正しい筋道や、なりゆき。
「しかと―はしらねども」〈浄・花洛受法記〉

じき‐ろ〔ヂキ‐〕【直路】

直道じきどう1」に同じ。

ちょく‐ろ【直路】

まっすぐな道。また、二点間の最短の道。
西洋より東洋に航する所の―」〈村田文夫・西洋聞見録〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「直路」の意味・読み・例文・類語

じき‐ろ ヂキ‥【直路】

〘名〙 =じきどう(直道)
※栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下「仏道の直路(ぢきろ)すべて入門を知らず」

すぐ‐じ ‥ぢ【直路】

〘名〙 まっすぐなみち。また、まっすぐに歩くこと。ただじ。すぐみち。
夫木(1310頃)三六「いかにせんすくちはゆかであしがらやよこはしりする人のこころを〈源仲正〉」

ちょく‐ろ【直路】

〘名〙 まっすぐなみち。また、ちかみち。直道。じきろ。
謡曲山姥(1430頃)「彌陀来迎の直路なれば」 〔書経疏‐益稷〕

ただ‐ち【直路】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「直路」の読み・字形・画数・意味

【直路】ちよくろ

まっすぐな道。

字通「直」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android